Q1:ライブカメラとはどんなものですか?
Q2:費用はどのくらいかかりますか?
Q3:どのような機材ががありますか?
 Q3-1:動画の配信?
 Q3-2:静止画の配信方法
Q4:動画配信のための具体的な設置方法は?
Q5:静止画配信のための具体的な設置方法は?
Q6:監視だけではなく、エアコンや照明の制御はできますか?
Q7:FOMA携帯電話で監視できないの?
Q8:もっと簡単に照明を制御できませんか?

A1
ライブカメラとは広義には静止画または動画をネットワークに配信するものをさします
いくつかに分類できますが、
  • 動画を常時配信しているもの
    リリー日記の中の河辺駅前LilyNow2!がそれに相当します
  • ブラウザーの更新ボタンを押すたびに最新の静止画を見ることが出来るもの
     パソコンの場合はここにアクセスしてみてください
     携帯電話の場合いかのURLにアクセスしてみてください  
    lily Now2!(ライブ):
  • 静止画を一定間隔で配信しているもの
     動画はその瞬間だけしか見ることが出来ません
     そこで考えられたのが、WEBサーバーに履歴を残すようにしたものです。この方法はパソコン、携帯電話どちらからでも画像を見ることが出来ます
     サンプルはこちらをご覧ください  
などがあります。

A2
どの方式の映像を配信したいかで変わってきます
カメラだけの値段で
  • 動画の場合には4万円から20万円
  • 静止画の場合には5千円から4万円
ただし、カメラ以外にも画像を配信している間は常時稼動させているパソコンが必要になります。
またフレッツISDN,フレッツADSLなどの常時接続インターネットが必要になります

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル,原産国:イギリス,名前:リリー,生年月日:2004年4月29日 A3

リリー日記の中のリアルタイム映像と、町の様子のリアルタイム映像
どのようにお届けしているのか解説します。

  1. ライブカメラを直接インターネットへ繋げる
    以下の方法はカメラをネットワークに直接接続できるもので、配信のためにはパソコンは必要ありません
    1. キャノンが出しているVB101カメラ
      売れているようですがお値段も25万円と高額です。
      カメラの向きを変えたりズームが行えます。家の中を自由に歩けるようにしている子には最適です。
    2. AOSテクノロジーズE10カメラで約10万円ほどです。
      このかめらをLilyNow!と河辺駅北口で使用しています。

      これらは、公共施設でも使われる本格的なものですがパソコンショップでは扱っていいないかも。

    3. PanosonicのC10またはC30カメラ
      このカメラはLilyNow2!で使用しています。
      C30は無線LAN内臓なので取り付け場所を選ばずとても扱いやすいカメラです。
      レンズを左右上下に移動させることができます。
      このカメラはQ6で解説している情報監視・制御システム/あんしんモニコンでも使え
    4. IO-DATAのTSR-MS4Rカメラで5万円程度です
      このカメラ安価で高機能なのでお勧めかもしれません。

    5. コレガCG-C11MN CG-WLNC11MNカメラ
      レンズの移動は出来ませんが,CG-C11MNが約17000円、CG-WLNC11MNが約23000円と安価です。残念ながら私は使ったことが有りませんの詳細は不明です
  2. パソコンにUSBカメラを取り付ける
    USBカメラはパソコンに接続してメッセンジャーやテレビ電話ソフトなどで、パソコン上でビデオチャットに使うのが主目的ですが,これを静止画像配信につかいます。

    パソコンショップでも売られているもので1万円程度から買えてお得です。
    LogicooolのUSBカメラ
    IO-DATAのUSBカメラ
    ELECOMのUSBカメラ

    これらのカメラからプロバイダーのWEBスペースに画像を送るためのソフトが別途必要になります。

Q4 ライブカメラをインターネットに公開する方法
まず、皆さんがご覧になっている「リリー日記」のページは三重県松坂市にあるプロバイダーの中に保存されています。
そして、カメラは東京都青梅市に設置されています。この位置関係を頭の中に入れておいてから以下をお読みください
私のところではYahoo!BBの12Mを利用しています。
フレッツADSL等を利用されている方もモデムの形が違うだけで
同じです。ただし、ルーター内臓タイプのモデムの場合
そのルーター機能をOFFにする必要があります。
Buffalo(メルコ・WHR2-G54)製の無線ルーターを使用しています。
このルーターの使用目的は宅内の無線LAN構築と共に、インターネットから宅内にあるライブカメラにアクセス
が出来るようにするものです。
通常、ルーターはインターネットから家庭内LANが完全に分離し、外部からのウイルスなどの攻撃に対して守る役目ももっています
ところが、ライブカメラを外部から見てもらうためには外部から宅内にアクセスしてもらう必要があります。この相反する設定をルーターに
施す必要があるわけです。
後述しますが、値段、設定のしやすさ、機能の豊富さからこれからルーターを購入する場合はBuffalo製をおすすめします。(けしてBuffaloとはなんら関係有りません
これがWEBライブカメラ
このカメラはUSBでパソコンに接続するのではなく
LANケーブルを使って直接、先ほどの無線ルーター
に接続できるものです。
このカメラは自宅前の道路を映していますが、
映像入力端子が1つ付いているので、次のカメラを
接続できるようになっています。
これがリリーを映しているカメラ
古くなったSONYのビデオカメラを天井に取り付けています
ここからが少し難しい話です

一部のCATVを除くADSLサービスは、プロバイダーからパソコンまたはルーターに割り当てられるネットワークアドレス(IPアドレス)が動的に(プロバイダーの都合)変化します。そのために電子メールアドレスのように友達に事前にアドレスを伝えておくことが出来ません。

最初に書きましたが、「リリー日記」は松阪市にあります。そこからライブカメラは東京にあるよと宣言するために必要になるのがこのパソコンで有り、ダイナミックDNSというシステムです。
24時間稼動させる必要があるために、ノートパソコンにWindows2000を入れてあります。そこにDiCEというプログラムが動かしてあり、リリーの映像は東京に有るよとインターネット上のダイナミックDNSサーバーに定期的に伝えているのです。
これが無線ルーターのアドレス変換(NAT)の設定例です
さらに難しい話になってしまいますが、外部からカメラを見るためにポート80と8080をカメラに向けているという設定です。

Q5 静止画を配信する方法
パソコンが1台必要です
ノートパソコンでもディスクトップでもかまいません。 もちろん現在使っているパソコンでもかまわないのですが,CPU700MHz程度の古いパソコンで十分です
リリーを写しているカメラが接続されているパソコンは秋葉原で2万円で購入してきたディスプレイ一体型のものです。 ノートパソコンの中古は意外と高価でバッテリー無保証のためにあえて選択しませんでした。

パソコンのOSはWindows2000かWindowsXPにバージョンアップしておいたほうが無難です。
WindowsMEやWindows98で不安定なまま使うのは多少不安があります

パソコンにUSBカメラを接続します。新たに購入した場合は付属のCD-ROMでドライバーをインストールしてからカメラを接続します。

USBカメラのデータをWEBサーバーへ転送するためのプログラムをこのサイトからプログラムをダウンロードします
もし英語サイトでクレジット決済に自信がなければ「西東京パソコンクリニック」が取次店になっていますので連絡を取ってみてください。

このプログラムのインストールは簡単なものですが,日本語マニュアルが必要な方はご相談ください。(日本語マニュアルについては別途準備しますので暫くお待ちください)

インターネットプロバイダーのWEBサーバーを利用する必要があります。Yahoo!Photoや現在使っているプロバイダーのWEBサーバーも使えます。もちろん独自にWEBサーバーを使っても良いです。

ただしリリー日記の画像ストックのように

  • 自動的に日付を入れる
  • 画像を並べけかえる
  • 古い画像を自動的に消す
  • 1つのURLでパソコンと携帯電話用画面を自動的に切り替える
といった事をやろうとすると、SSIの記述やCGIプルグラムをプロバイダーのサーバー内に置く必要があります。これらを許可していないプロバイダーも有りますので事前に確認をしてください。

もしリリー日記と同じものを希望される方は「西東京パソコンクリニック」にご相談ください。
サーバーのレンタルが可能です

Q6 エアコンや照明の制御をする方法
最適な製品があります。
テンパールという会社が作っている情報監視・制御システム/あんしんモニコンです。
照明器具などのコンセントが2個、HA端子付きのエアコンや給湯器2台が、外出先からパソコンか携帯電話を使ってON/OFFすることが出来ます。
詳細なQ&Aはこちらをご覧ください。ただこれを読んでいると本当に我が家でワンコのために使えるのかと悩んでしまいますが,もし検討している方は是非「西東京パソコンクリニック」に相談してみてください。

この装置は家庭内の分電盤についている電力会社のブレーカーと同じ大きさをしています。

大変コンパクトでありながら,常時接続のインターネットに接続することにより
  • 白熱電灯(500Wまで)
  • インバータ照明(200Wまで)
  • 換気扇などのモータ負荷(100Wまで)
が制御できます。
またHA(ホームオートメーション)端子をもっているエアコン、給湯器を制御することもできます。
もちろん、制御はパスワードで保護されています。
外出先からライブカメラを見ながら照明をつけたり、センサー入力で携帯電話へメールを送ることができます。

Q7 FOMA携帯電話で監視をする
第三世代端末3G-324・FOMAには「遠隔監視」の機能が入っています。
ドコモに問い合わせても窓口レベルでは知らない人が殆どのようですが,マニュアルに記載されています。
「遠隔監視設定」を「ON」に設定中に、「対局番号登録」で登録した電話番号からテレビ電話がかかってきた場合、自動的に遠隔監視が行われます。
この機能を使えば特別なものをそろえたり、新たなネットワークを引くことなく監視が出来るようになります。
例えば,車の中で留守番している時,ペットホテルに預けるとき等には簡単に見ることが出来ます。

Q8 もっと簡単に照明を制御する方法

C10,C30に簡単な改造を加えることにより実現できます。
改造といってもカメラに加工をするのでなく、マイクロスイッチを取り付けているだけです。

カメラのレンズを左右どちらかに大きく動かすことによりスイッチが入り,照明器具のリモコンのボタンを押したと同じ事になります。

LilyNow!では現在3台のカメラが現在動いています。


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